2008年12月20日土曜日

レバレッジ時間術 -本田直之ー

p40 アメリカに留学して分かったのですが、、アメリカ人はこういうことが非常に得意です。彼らは常に物事を体型立てて考え、再現性を持たせようとしている。再現性を持たせられれば、人に教えることも可能になるので、単に個人レベルでなく、チームのメンバーの時間資産を増やすことにつながります。だから、アメリカ企業の組織の効率性はきわめて高いのです。
p61 アクティブ・スケジュールに必要なのは、まず明確なゴール設定です。○月○日に新規事業を立ち上げる、売り上げを20%アップする、新規顧客を獲得する、本を出版する、といった成果につながる重要な課題をだいたい三ヶ月先まで見通します。そして、私の場合は、これをカレンダーに書き込みます。
 その上で目標達成のためにやらなければいけないことを、何段階かのステップに割り振り、ほかの予定とのバランスをとりながらスケジュールに落とし込んでいきます。具体的には、目標が売り上げアップであれば、目標の数字をクリアするには何社からの注文をとる必要があるか、そのためには○日までに何社にアプローチする必要があるのか、そのためにはどんなリストや資料が必要か、リストや資料はいつまでにそろえる必要があるのか、と考えていくわけです。
 。。。(中略)。。。
 今日何をすべきか、明日何をすべきかは、すべてゴールから逆算することできまります。
p98 小さなこともリストにして習慣づけ
 ほかにも、日常生活で習慣化したいことは、どんなことでもチェックリストにしています。「やろうと思っていたけれど忘れてしまった」ことを思い出したり、後になってやり直したりすることは、とても時間のロスだからです。
 たとえば、しばらく前につくったリストには、「判断は楽しいか楽しくないかで決める」「時間とコストを比較して、費用対効果を考える」「仕組み化ができているか」といったビジネスに関係することから、「仕事を終えたら、机の上を片づける」「水回りをきれいに洗う」「初期はすぐに洗う」「脱いだ靴はそろえる」といった子供の躾のようなことまで書いてあります。
p104 現在ではヤフーの「リマインダー・メール」を使っています。「初めての講師候補者に依頼する際には、まずこういうふうに、会社の説明から犯橋を始めなさい」といったトーク・マニュアルのようなものをつくり、これを毎週月曜日、会社員に自動的に送るようにしたのです。
p108 「時間割」のある生活は快適
 生活をパターン化する「時間割」をつくるなどと言うと、窮屈でつまらない、そんな堅苦しい発想でいい仕事ができるわけがない、と思う人もいるでしょう。
 しかし、それは大きな誤解です。
 私が「時間割」をつくって「パターン化」した生活を提案するのは、それがラクで快適なスタイルだからです。
 たとえば私は、夏は朝五時、冬は六時に起きます。長年そうなので、体が慣れてしまい、目覚まし時計がなくても、何の苦もなく起きることができます。起きたらまず入力&読書、次は朝食、次は。。。。と、やることが決まっているので、頭も体も自動的に動いて、ムダな思考や行動が入る余地がありません。
p112 また、睡眠や食事の時間は自分で体に覚えこませることができても、仕事には、急に資料を揃えなければならなくなったり、打ち合わせが長引いたりするなど、自分でコントロールできない突発的な出来事がつきものです。決めておいた時間までに終わりそうにないから、ちょっと居残りしてやっていこうかなという誘惑に駆られることもあるでしょう。時間割を乱すネタには事欠きません。
 このとき、私の強力な「縛り」になっているのが、夜の会食のアポイントメントなのです。仕事であれプライベートであれ、人との約束は基本的にずらせません。○時に○で会うと決まっていれば、それまでに何としてでも、じぶんんお仕事の片をつけなければなりません。
p113 目的は「規則正しい生活」ではない
 以上のように、「時間割」をつくって生活を「パターン化」することは、いいこと尽くめなのですが、カン違いしてほしくないのは、「時間割」は、あくまで成果というリターンを得るための時間投資であって、規則正しい生活を送ることそれ自体が目的なのではないということです。
p115 面倒なこと、苦手なことこそパターン化
。。。。 たとえば、机の上が散らかってしまい、「片づけなければ」と思っていても、「今週は忙しいから、来週にしよう」などと、つい後回しにしている人は多いのではないでしょうか。雑誌の整理も「せっかくだから、もう少したまってからにしよう」と思っていると、どんどん先延ばしになってしまいます。
 そこで「机の上は、毎週金曜日に片づける」「雑誌は月末に整理する」などと、強制的にスケジュールに組み込んでしまうのです。そうすると、机が片づいていようがいまいが、雑誌がたまっていようがいまいが、深く考えずに自動的にやるようになります。
p139 週末も平日と同じ時間に起きる
金曜日までほ仕事に忙殺されていたら、せめて週末ぐらいはゆっくり寝ていたいという気持ちは分かります。
p147 もちろん小さな改善を積み重ねて、五分、10分を節約していくコツコツ型の発想も大事です。しかし、そこからは、現状の延長線上にある工夫しか生まれません。
 これに対し、「10分の一に短縮する」のは、やり方を根本的に改めないかぎり、もっと言えば、何かをバッサリと切り捨てない限り不可能です。
p153 ビジネスも「過去門」と「合格最低点ねらい」で
p154 周囲の経営者を見ても、重要な局面においては、みな、非常に速いスピードで判断しています。それは、リスクが高く、下手をすれば大失敗するようなケースでも変わりません。悩むことによる時間の損失のほうが大きいと分かっているからです。。。。
。。 しかし、行動には段取りが必要です。意思決定によってゴールを定めたら、そこに到達するための最短ルートを探すことに、必要なだけの時間をかけるべきです。それは将来のリターンにつながる時間投資であって、けっしてムダな時間ではありません。
p163 名詞のベストな整理法は「捨てる」こと
 雑誌にかぎらず、私は、究極の整理法が「捨てる」ことだと考えています。
 私にとって、掃除や整理の目的は、「探し物をする時間をなくす」ことに尽きます。資料の山を探す、引き出しを探す等々、ほとんどの「探しもの」は要らないものの中に必要なものが紛れこんでしまうことから生じます。だとすれば、その一番の解決策は、要らないものを捨てること。しかも「捨てる」のに時間はかかりません。


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